走行距離が2万キロに迫ってきて、最近フロントブレーキのフィーリングが変わってきたので、キャリパーピストンの揉みだしを行う事にしました。
今回の作業に使用した工具類をご紹介します。
1.ブレーキピストンツール(ピストン戻し)
ASTRO PRODUCTS 07-12116 ディスクブレーキピストンツール DT211 07-12116
キャリパーピストンを戻す時に使用します。
2.キャリパーピストンツール(ピストン外し)
【アストロプロダクツ】AP キャリパーピストンツール CT331
キャリパーピストンを回転させる時に使用します。
3.ラバーグリース
ワコーズ RG-T ラバーグリース ブレーキ用ラバーグリース 100g V241 [HTRC3]
キャリパーピストンの揉みだしを行うときに、ピストンに塗ります。
4.シリコングリース
【アストロプロダクツ】アストロ シリコングリース 60g
ブレーキパットとピストンが設置する部分に塗ります。
作業手順です。
1.キャリパーを外す。
黄丸のボルト2本を緩めてキャリパーを車体から取り外した後に、赤丸のパッドピンを外してブレーキパッドを外します。この時、ブレーキパッドを落として割ってしまわないように注意しましょう。
これが外したブレーキパットです。まだパット面が残っているのでこのまま使えます。
2.ピストンを洗浄する。
中性洗剤(台所の洗剤)と歯ブラシを使ってピストンの汚れを落としていきます。キャリパーピストンツールでピストンを回しながら全体の汚れを落とすようにします。
3.ピストンにラバーグリースを塗る
ピストンにグリスを塗った後、ブレーキピストンツールを使ってピストンを戻します。その後ブレーキペダルを握って再びミストンを押しだ出します。ピストンが綺麗にそろって出てくるまでこの作業を何度か繰り返します。
4.ブレーキパッドを洗浄する
ブレーキパットを中性洗剤と歯ブラシで洗浄します。
5.ブレーキパットの裏(ピストンの接地面)にシリコングリースを塗ります。
後は取り外した時の逆の手順で組み上げます。Ninja1000はブレーキキャリパーが2個付いているので、左右のキャリパーを外して同じ作業を行います。
この後、試乗しましたがあきらかにブレーキのタッチが良くなりました!今後は定期的にこの作業を行おうと思います。
この作業は動画にしましたので、是非ご覧下さい。
ASTRO PRODUCTS 07-12116 ディスクブレーキピストンツール DT211 07-12116
【アストロプロダクツ】AP キャリパーピストンツール CT331
ワコーズ RG-T ラバーグリース ブレーキ用ラバーグリース 100g V241 [HTRC3]